バタフライエフェクト 感想 ジョブズ カオス理論

映画「バタフライエフェクト

リアリティのあるタイムスリップ映画 SF/恋愛 90点

 

【映画info】

原題:The Butterfly Effect

公開:2004年

監督:エリック・プレス

時間:114分

主演:エヴァン/アシュトン・カッチャー

ヒロイン:ケイリー/エイミー・スマート

 

【あらすじ】

少年時代から記憶が飛ぶ事象が起きる主人公のエヴァン。病院で記憶障害を疑われ日記を書くことに。大学生になったある日、日記を読んでいると日記のシーンに戻り夢かと思うが、そこで負った傷が夢から覚めた自分にも新たにできたことで、夢ではなく過去にタイムスリップしたと気づく。その後変えたい事が起きる度に何度か過去に戻るが、映画の冒頭に流れる「小さなチョウの羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすことがある」というカオス理論の一説が表すように、一部の過去を変えることで未来が大きく変わり主人公の想い通りに行かない。主人公がタイムスリップと向き合うお話。

 

【感想】

・中身が濃い

・深い

・純愛

 

主人公は映画「スティージョブズ」の主人公役のアシュトン・カッチャー

映画の序盤は、何で主人公の記憶が飛ぶんだろう?くらいにしか感じることは無く、後半の脚本の秀逸さを感じることはなかったです。

中盤あたりからは、どの映画よりも映画の中身が濃いです。

それもそのはず、過去に戻り、過去の出来事を変えて、現在がこんな風に変わってしまたの一連が10分以内です笑

ただ、そこもリアリティがあってこんな風に現在が変わってしまうのは十分納得させられます。むしろバックトゥーザフューチャーの様に都合よく未来を変えられる方がつっこみどころが多いタイムスリップに感じさせてくれます。

変えた事と変わった現在の間のストーリは観客にお任せですので多くを想像させてくれて、想像している内に次の過去に行っています。

そう言った、思い通りにいかないタイムスリップだからこそ1つの事象が様々な人の人生に影響を与えていて、無駄なことなど1つもない。という壮大な人生テーマを伝えてくれるとても深い映画です。

 

主人公の選択がどれも友人、恋人、母親と他者を幸せにするために翻弄する姿も素敵でした。最後の選択は普通の恋愛映画とくらべるとバットエンドかもしれないですが、SF映画なのにリアルな純愛を感じます。

 

最後に3度ほど映画を観た自分が気づいたことや、感じたことを書いていきます。

ネタバレを多分に含んでいるため映画を最後まで観てから読んでいただくことをオススメします。

 

 

・記憶が飛んでいた時間は、未来で自分がタイムスリップした時間

・お父さんは、奥さんを守るために病院に入った。息子まで殺そうとした

・アルバムや日記などタイムスリップに必要なものが無い現在になった場合はタイムスリップができない

・ヒロインのケイリーの人生に関わらない為に最後のタイムスリップで子供のケイリーに二度と俺に近づくなと伝えた

 

以上、ノーランのだっちょもねブログでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。