22年目の告白 感想 ミスリード ネタバレ

映画「22年目の告白

スリードが上手い映画 ミステリー

採点 70点

 

【映画info】

原作:殺人の告白(韓国映画)

公開:2017年

監督:入江悠

時間:116分

主演:曾根崎雅人(藤原竜也)

 

【あらすじ】

犯人を特定できない連続猟奇殺人事件が時効を迎えた後日、「私が殺人犯です」と自称犯人(藤原竜也)が現れ暴露本を出版。その後も大げさなパフォーマンスをする自称犯人は何故現れたのか?そもそも犯人なのか?という謎が被害者や刑事を巻き込み徐々に解き明かされていく。

【感想】

・邦画には珍しいカオスな殺人

・ミスリードを誘う素晴らしい脚本

・どんでん返しの演出が雑

 

映画の内容としては、ありそうでなかった脚本でのミステリー映画です。

セブンやドラゴンタトゥーの女のような猟奇的殺人事件は邦画では描かれない事が多いですが、ミュージアムなどこのような犯人に理解できない無情なストーリー展開の映画は好きです。胸糞映画とも言うんでしょうか

 

以下ネタバレを含んだ感想になります。

 

 

 

 

時効成立後に現れた自称犯人の曾根崎(藤原竜也)のパフォーマンスや、被害者たちの憎しみの演出で観客の誰もが犯人なんだろうと疑わず観ていたと思います。

何故今わざわざ犯人だと名乗り出るのか?という疑問には本を出版することでのお金目当てだろうなどスリードへの仕掛けが沢山ありました。

 

結論から言えば犯人は曾根崎(藤原竜也)ではありませんでした。

 

ただ、長い時間曾根崎(藤原竜也)が犯人だと思わせるミスリードは素晴らしい演出と脚本でした。

 

ただ。。。

 

曾根崎(藤原竜也)犯人だと名乗ったのは、犯人をおびき寄せる為の刑事の牧村(伊藤英明)が考えた、世間をも騙すトリックでした。

そのトリックを明かし、誰が犯人なんだ?と推理が完全に0に戻ってしまった時

 

唐突に、この事件に熱を燃やすキャスターの仙堂(仲村トオル)の家にシーンが切り替わります。

 

いや、いや。。。。。

 

一瞬で仙堂(仲村トオル)が犯人って分からすのは勿体無い!!!

少しでも仙堂(仲村トオル)のフラグがあればネタバラシの方法としてそのシーンの演出はありだと思います。

けど、曾根崎(藤原竜也)が気づいた「犯人の殺人時のルールは過去に自分がやられた事が原因かも」などそれまでの中でノーヒントでした。

 

2時間の映画で完璧にそれとなくヒントを出すのは難しいのは理解できます。

ただ、犯人を気づくが言動でのロジックでなくあの家に切り替わるシーンっていうのは、それまでほぼノーヒントだっただけに勿体無い感情が湧きました。

 

火曜サスペンスで崖にAさんを呼び出す。のと同義語です(笑)

 

ただ、観客が犯人を知るシーンがそ~~いうことだったのか!!

となっていればこの映画の評価はほぼ満点でした。

おすすめの映画です。

 

自分の推理力、鑑賞力の問題かもしれないので

是非皆さんも鑑賞してみてください。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!