一応の推定 映画 ドラマ 柄本明 感想 保険

映画「一応の推定

保険を題材にした社会派な映画  ミステリー/社会派

採点 70点

 

【映画info】

原作:広川純(「一応の推定」文藝春秋刊)

公開:2009年 / WOWOWドラマW」テレビドラマ

監督:堀川とんこう

時間:116分

主演:村越努(柄本明)

 

【あらすじ】

舞台は山形県。ある老人がホームから転倒し電車に轢かれる。その老人は3000万円の保険金が受け取れる保険に死の3か月前に加入していた。保険会社から保険金の支払い対象であるかどうか調査作業を下請けで受けている村越努(柄本明)は、自殺なのか事故なのか事件なのか調査を進めていく。老人の孫が難病で手術に数千万円必要であるなど自殺の動機が浮かぶ中で、正義感が強く事実を追い求めるベテラン調査員の村越努(柄本明)と会社の利益を求める事が当然と考える新人保険マンの平岡祐太(竹内善之)が調査を行っていく。はたして、保険金は支払われるのか、老人の死の原因は?

 

【感想】

・映画?ドラマ?

・保険会社のリアルな世界

柄本明の演技

 

最初、amazonプライムで観た時にテレビドラマっぽい映画だな~と思ったら実際にWOWOWのテレビドラマでした。

 

加入時はうまい事言うが、保険金をもらう際は審査が厳しいイメージのある保険会社。

実際に映画でも表現されているように死亡保険に関しては自殺の場合は保険金が出ない為、調査が入る。

このドラマの肝となったのは、亡くなった老人が自殺なのか、自己なのか、事件なのかを村越努(柄本明)が調べていく推理にあった。

 

スリードを誘うように、調べていくうちに老人が自殺する動機が浮上し現実味を帯びてくる。

が、最後の最後に老人は自殺ではなく直前に事故にあった後遺症による死亡であったことが判明し保険金が出る事になりハッピーエンド。

 

柄本明の演技は、邦画映画やドラマを観ずバラエティ番組は観ている若者にはバカ殿様での若い女性に嫉妬する老害演者の印象が強いかもしれないですが、実際の演技の幅はかなり大きいです。

自分が特に好きなのは、感情を表現するシーンです。このドラマでも事故だと推定されたにも関わらず保険金を出し惜しみする保険会社に対して怒鳴るシーンは、観てる側をスカっとさせる演技となっています。

このドラマでは無かったですが号泣するシーンも素晴らしい演技をしています。惨めでやりきれないキャラクターを演じるのがとても上手いです。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!