イエスタデイ 映画 感想 ビートルズ

エスタデイ

 

ビートルズが好きで、あらすじを見た瞬間に「絶対面白い」「絶対面白くない」と不思議にも真逆の感情を抱いた。

 

前者の「絶対面白い」は言わずもがな超天才バンドのビートルズが絡んだ映画なら外れる訳がない。曲が聞ければ曲のおかげで勝手にアガル。曲落ちで脚本が勝てない未来が容易に想像できた。

例えるなら、乃木坂46のメンバーと付き合えるよと言われた時。もう「誰と」(脚本)なんかより乃木坂46(ビートルズ)なだけで満足度はMAXになる。それが後者の「絶対に面白くない」に繋がる。

 

そして、実際の中身だが

観る前に抱いた感情と全く同じ。

内容は薄いのに「これドラマ化して欲しい」と思えてしまうのは、単純にビートルズの曲を聴きたくて、ビートルズの曲に少しでも関わるストーリーに親しみと知ってる事への優越感を感じられるから。何よりもビートルズの天才的な曲が1本の映画に詰め込まない程あるから。

あと、ビートルズ以外も○○が無かった世界の対象になってることで1話完結でドラマ化できるなと思えた。

 

映画として1本大きな筋が通ってない。

タイムスリップや異世界に行った(なった)系の映画の典型的なゴールは「元の世界に戻る」。夢オチや最初と同じ方法(現象)で戻る系。

でもこの映画は主人公が元の世界(ビートルズのいた世界)に戻りたいっていう気持ちが全く表れていなく、最後まで現れない。