アルビレックス新潟 第1節 ザスパクサツ群馬

待ちに待ったj2リーグ アルビレックス新潟開幕戦

 

j2に落ちてから3年目。1,2年目は「シーズン序盤は応援熱が持ち、チーム連携も確立されて見甲斐が出てくる中盤以降が応援熱のピーク。終盤はプレーオフ圏内に入らないことが決まり応援熱が冷める」というパターンで今年こそは終盤まで盛り上がって欲しい!

 

試合の感想としては

開幕戦としては99点

守備面では中盤から機能的なハイプレスで敵陣でのボール奪取が多く、センターバック2人の跳ね返すプレーもほぼ全て競り勝っていた。

なので、敵のゴールチャンスは0?で観ていて失点の心配は皆無だった。

あとは裏へのロングパスを多用するチーム、裏への抜け出しが得意なストライカーへの対応ができれば今シーズンの守備は期待できる。

攻撃面では渡邉新太がいくつか外したシーンと決定機でのファビオへのクロスの質の低さ、シルビーニョのボールの失いが気になった。

それでも新太はFWとしてスーパーゴールを奪った為文句なし。ロメロフランクの個人技で相手を剥がすシーンは今後のアルビを助けると思う、守備もハイプレスでかなりチームに貢献していた。

 

まとめると。

開幕戦としてはこれ以上無い程良い結果。

これから連携を深めて得点パターンを確立していって欲しい。

MVPは新太

ナイスプレー賞はマイケル、マウロ、ロメロフランク、ファビオ

 

アイシテルニイガタ!

イエスタデイ 映画 感想 ビートルズ

エスタデイ

 

ビートルズが好きで、あらすじを見た瞬間に「絶対面白い」「絶対面白くない」と不思議にも真逆の感情を抱いた。

 

前者の「絶対面白い」は言わずもがな超天才バンドのビートルズが絡んだ映画なら外れる訳がない。曲が聞ければ曲のおかげで勝手にアガル。曲落ちで脚本が勝てない未来が容易に想像できた。

例えるなら、乃木坂46のメンバーと付き合えるよと言われた時。もう「誰と」(脚本)なんかより乃木坂46(ビートルズ)なだけで満足度はMAXになる。それが後者の「絶対に面白くない」に繋がる。

 

そして、実際の中身だが

観る前に抱いた感情と全く同じ。

内容は薄いのに「これドラマ化して欲しい」と思えてしまうのは、単純にビートルズの曲を聴きたくて、ビートルズの曲に少しでも関わるストーリーに親しみと知ってる事への優越感を感じられるから。何よりもビートルズの天才的な曲が1本の映画に詰め込まない程あるから。

あと、ビートルズ以外も○○が無かった世界の対象になってることで1話完結でドラマ化できるなと思えた。

 

映画として1本大きな筋が通ってない。

タイムスリップや異世界に行った(なった)系の映画の典型的なゴールは「元の世界に戻る」。夢オチや最初と同じ方法(現象)で戻る系。

でもこの映画は主人公が元の世界(ビートルズのいた世界)に戻りたいっていう気持ちが全く表れていなく、最後まで現れない。

【感想】J2第30節 柏レイソルvsアルビレックス新潟 観戦 8/31

柏レイソル アルビレックス新潟

・観戦にあたって

千葉、東京V以来のアウェイ参戦。席はもちろんアルビゴール裏。日立台サッカー場は初めてだったので、ピッチとの近さや柏サポーターの熱気など楽しみに参戦。早川ふみやが出てくれたら良いな〜と思いながら柏駅から歩いて向かう。

 


・試合前

カウエは胸を叩いて戦闘心出てていた。レオナルドだけ輪に入ってはいたがエンジンをしていなかった。

 


・前半

守備は、相手が裏のスペースを狙う攻撃パターンが多い中で、サイドバックや大武とマイケルがよく跳ね返していて安定していた。マイケルはオルンガ相手に全く物怖じせず戦っていて頼もしい限りだった。

ただ、柏のパススピードが速く流動的な攻撃に対して1テンポ遅く後手後手に回っていた。

攻撃は、多少攻めあぐねていた感はあったがウィルソンのスピードを活かしてサイド攻撃と中央をパスで崩そうとするバランスが良くチャンスも数回作れていた中で得点できた。レオナルドはボールが収まり、欠かせない選手。

 

 

 

・後半

守備は、本当に酷かった。前半の1テンポ遅れた守備に対して後半はそもそもプレスにもいけないくらい守備が崩壊して、体力的に走れない選手が複数人いた。中でもカウエは完全に肩で息をして10番の江坂を2列目の危険な位置で常にフリーでボールを待たせていた為、柏のオフェンス練習劇場を作らせてしまい失点は時間の問題と誰が見ても明らかな状況で失点された。

カウエが走れなかったせいで前線とのパイプが無くなりカウンターもできず防戦一方になってしまう。

小川がカウエと代わりに入り、多少チームの体を取り戻した。

 


攻撃は、ほんまシオンが入るまでは誰かの個の能力で抜け出しても後ろからついて来る人やゴール前に入る人がいない為にシュートチャンスすら生まれないもったいないシーンがいくつかあった。行き当たりばったりな素人のような攻撃。

ほんましおんのようにドリブルとパスの両方の選択肢を持てる選手は今のアルビにはとても貴重。

 


・総評

j2中位が目標なら上出来の結果。

j1昇格を狙っていると思っているので批評します。

カウエ。なんだあの後半の守備は?FWならまだしもボランチのポジションで相手にプレスもできない状況で試合に出るな。少しでも責任感あれば失点前に自分から交代を申告するべきだった。キャプテンの器でない。チームが苦しい時にキャプテンが一番足を引っ張ってるのは失望しかない。

吉永監督。後半開始からの15分間カウエが体力が原因で走る事さえできず、2列目の危険なエリアで相手にフリーでプレーさせて失点危機が幾度もあった中で失点までカウエを下げずに勝ってるからと時間が経つのを指くわえて待ってるだけ、あなたの存在価値はどこにあるの?

印象としては臆病者(チキン)。

失点するまで待ってとしか思えない采配。

ネルシーニョ采配みたいに交代選手が活躍しろとまでは言わない、スタジアムにいるサポーター全員がカウエが異常事態で失点は時間の問題と分かっていて交代カード3枚あるなかで何故状況を変えようとしない?

連携やポジションは試合中に変えれても体力が切れた選手を変えれるのは監督あなただけ。

吉永監督はj1昇格を狙うチームのレベルの監督で無い事を確信した試合でした。

画面で見てもあのカウエの異常さは分からないとおもつ。ボール無い所も見える現場でこそわかる異常さだった。

 


最後に

j1昇格の為にはカウエのキャプテン交代、吉永監督解雇が妥当だと思う。

これからもアルビを心から応援する!

次節のホーム東京V戦も観に行くから、残り全勝してプレーオフ圏内に入ろう!

アイシテルニイガタ

鍵泥棒のメソッド 感想 レビュー 香川照之 演技

映画「鍵泥棒のメソッド

しっかりとした演技と脚本のコメディ映画

採点:80点

 

【映画info】

公開:2012年 

監督:内田けんじ

脚本:内田けんじ

時間:128分

主演:堺雅人(桜井武史)

助演:香川照之(コンドウ)、広末涼子(水嶋香苗)

 

【あらすじ】

俳優を目指しているニートの桜井武史(堺雅人)はなけなしのお金を持って銭湯へ行った。そこへ殺人犯を匂わせるコンドウ(香川照之)も銭湯へ行く。運悪く石鹸ですべって頭を打ち気絶するコンドウ。コンドウの横に落ちている銭湯のロッカーのカギを、自分の鍵と入れ替える桜井。気絶から戻ったコンドウは記憶を失っており、自分を表すものはロッカーの中身、、つまり桜井であった。そこから無意識に桜井の生活を歩むコンドウ、意識的にコンドウの生活を歩む桜井。そんなコンドウ(見た目は桜井)に雑誌編集長の水嶋香苗(広末涼子)が出会う。水嶋は寿命わずかな父を安心させようと即結婚する男性を求めており、コンドウ(見た目は桜井)に興味を持つ。コンドウの怪しげな仕事に3人が巻き込まれていきながら、入れ替わった2人はどうなっていくのか。

 

【感想】

・新鮮な入れ替わり

香川照之の演技

・生きるのが上手い人

 

ダメ人間な桜井武史(堺雅人)、マメできっちりとした性格のコンドウ(香川照之)、マメで真面目な水嶋香苗(広末涼子)とキャラ設定がはっきりしていてそれぞれのキャラクターの話がテンポ良く展開されていて観ていてグダらない。

 

入れ替わりというと、ベターなのはお互いの体が入れ替わったなどの設定がよくあるが本作では片方が記憶を失い、もう片方が意識的に相手に成り代わり記憶を失った方が無意識に他人に成り代わるという設定で新鮮でリアリティのある入れ替わりなところが嘘臭くなくて観易さの1つになっている。

 

ダメ人間の桜井に入れ替わったコンドウは、典型的な仕事人間で完璧主義者。

桜井であったら、高嶺の花である水嶋には目もあてられなかっただろうがコンドウであったからダメな桜井というマイナスがあっても言動を大きなプラスにして仕事の俳優業も好転し、水嶋にも興味を持たれたのだと思う。

 

これは、作中でもコンドウが言っていたが桜井が甘えているだけ(買った本は数ページ読んで終わり)で、真面目に正しく取り組めば仕事も生活も恋愛も好転出来ることをコンドウが桜井に入れ替わって体現して伝えてくれている事である。

 

※以下からはネタバレを含むので映画を観てから読むことをおすすめします

 

 

そして記憶が戻ってコンドウが桜井に言った名言

お前の人生俺がもらうぞ

 

コンドウは殺し屋ではなく、便利屋だった。

殺しを依頼されたらターゲットに話をもちかけ殺した事にして逃がすことで依頼者からもターゲットからもお金を得ていた。

大金を持っていたコンドウがなぜそれを捨ててまで、自殺まで考えていた桜井のダメな人生をもらおうとしたのか。

それはお金はいつでも手に入れれる、仕事もいつでも手に入れれる、ただ水嶋という女性だけは桜井という人で手に入りそうであり、かけがえのない存在であったからだと思う。

 

桜井のように普段気にしている事はちっぽけなことで、それはコンドウがそうできたように努力で解決ができること。ほかに努力で解決できないかけがいのない物があることを思い知らせてくれる映画。

 

記憶を失い、ダメ人間の桜井の人生を必死に歩もうとするコンドウ。

記憶が戻って殺し屋かのような人格なコンドウ。

それらを見事に演じれる香川照之はやはり役者として天才だと思いました。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

埋もれる 映画 ドラマ ネタバレ ラスト 感想

映画「埋もれる

社会派のようでラストがモヤモヤする映画(ドラマ) ミステリー

採点 70点

 

【目次】

【映画info】

放送:2014年 / WOWOWドラマW」テレビドラマ

監督:吉田康弘

時間:115分

主演:桐谷健太(北見透)

助演:国仲涼子(熊沢加代子)

 

【あらすじ】

大手食品会社に勤務していた北見透(桐谷健太)は会社の産地偽装を告発する。告発を理由に会社を退社、妻と娘にも告発者として距離を置かれるようになり離婚した北見透(桐谷健太)は地元の田舎に帰り役所で勤務する事となる。田舎には初恋相手の熊沢加代子(国仲涼子)が住んでいた。一部で不正を行っている役所、夫と訳ありで離婚をした初恋相手の熊沢加代子(国仲涼子)、熊沢加代子(国仲涼子)がお世話をしているごみ屋敷のおばあちゃん、それに対して正義感から追及を行う北見透(桐谷健太)は最後に何を知ることになるのか。

 

【感想】

・社会派と思いきや

・しっかりとした伏線

・ラストシーン

 

中盤までは不正に対して声を上げる主人公の北見透(桐谷健太)がヒーロー的に表現するストーリーに観えます。

勤めていた大手食品会社の不正を告発し、転職先の地元の役所でも不正があり、また告発して正義を貫くストーリーだと思いきや。。。

地元に住んでいた初恋相手、その初恋相手の隣にあるごみ屋敷と住んでいる老人の過去を知っていくうちに主人公の持つ正義感、知りたい欲求が芽生えていき会社の不正とは全く関係ないところにストーリーが進んでいきます。

 

※ここからはネタバレを含むので、ドラマを観てから読んでいただくことをおすすめします

 

 

まず、社会派映画だと思って油断していた自分にとっては急に謎が発生してラストの視聴者に後は自分たちで考えろ!という終盤は意外な展開でした。

ただ、思い返すと伏線はありました。

 

【妻子に関して】

・離婚した夫の行方を一切知らない妻

・湖の底を覗き「深いね」と意味深に言う息子

・昔夫が妻子に暴力を振っていた

・息子は「お母さんを守りたい」と弁護士が将来の夢

・ごみ屋敷の老人を必要以上にお世話、お手伝いする妻

・告発をして幸せになれるの?と北見に問いかける妻

・大雨のある晩帰宅が遅い息子。息子と接している老人

 

【老人に関して】

・何故ごみ屋敷になったのか

・一人娘を交通事故にて亡くした

・交通事故の加害者は妻子の夫だった

・ごみ屋敷にあったキャリーバッに北見が近づいて叫ぶ老人

 

【北見に関して】

・知りたいという欲求からキャリーケースの中身を空けるが土しか入っていない

・北見の娘が湖の底を覗き「ここに落としたら絶対見つからないね」

 

これだけ伏線がありました(笑)

 

そしてラストシーン。

大雨の晩にキャリーケースを引いている息子。

湖の底に落ちていく人。

 

これらを踏まえると次の想定ができます。

 

夫を殺害し、キャリーケースに入れていた。

犯人は

老人:動機は一人娘を交通事故にて失った

妻:夫から暴力を受けていた

 

ごみ屋敷にしていた理由は死体の入ったキャリーケースを隠す為。

キャリーケースの中には死体が入っていたが大雨の晩に息子が湖に捨てた。

息子が弁護士になってお母さんを守りたいという背景にはお父さんを殺したお母さんを弁護士として弁護したいという気持ち。

という想定ができます。

 

いやぁ、怖いですね。

 

最後までネタバラシをしないで、観る側に過去や未来を考えさせる脚本は余韻が楽しめて良いですね。

モヤモヤしたくない人には好まれないタイプですが。。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

一応の推定 映画 ドラマ 柄本明 感想 保険

映画「一応の推定

保険を題材にした社会派な映画  ミステリー/社会派

採点 70点

 

【映画info】

原作:広川純(「一応の推定」文藝春秋刊)

公開:2009年 / WOWOWドラマW」テレビドラマ

監督:堀川とんこう

時間:116分

主演:村越努(柄本明)

 

【あらすじ】

舞台は山形県。ある老人がホームから転倒し電車に轢かれる。その老人は3000万円の保険金が受け取れる保険に死の3か月前に加入していた。保険会社から保険金の支払い対象であるかどうか調査作業を下請けで受けている村越努(柄本明)は、自殺なのか事故なのか事件なのか調査を進めていく。老人の孫が難病で手術に数千万円必要であるなど自殺の動機が浮かぶ中で、正義感が強く事実を追い求めるベテラン調査員の村越努(柄本明)と会社の利益を求める事が当然と考える新人保険マンの平岡祐太(竹内善之)が調査を行っていく。はたして、保険金は支払われるのか、老人の死の原因は?

 

【感想】

・映画?ドラマ?

・保険会社のリアルな世界

柄本明の演技

 

最初、amazonプライムで観た時にテレビドラマっぽい映画だな~と思ったら実際にWOWOWのテレビドラマでした。

 

加入時はうまい事言うが、保険金をもらう際は審査が厳しいイメージのある保険会社。

実際に映画でも表現されているように死亡保険に関しては自殺の場合は保険金が出ない為、調査が入る。

このドラマの肝となったのは、亡くなった老人が自殺なのか、自己なのか、事件なのかを村越努(柄本明)が調べていく推理にあった。

 

スリードを誘うように、調べていくうちに老人が自殺する動機が浮上し現実味を帯びてくる。

が、最後の最後に老人は自殺ではなく直前に事故にあった後遺症による死亡であったことが判明し保険金が出る事になりハッピーエンド。

 

柄本明の演技は、邦画映画やドラマを観ずバラエティ番組は観ている若者にはバカ殿様での若い女性に嫉妬する老害演者の印象が強いかもしれないですが、実際の演技の幅はかなり大きいです。

自分が特に好きなのは、感情を表現するシーンです。このドラマでも事故だと推定されたにも関わらず保険金を出し惜しみする保険会社に対して怒鳴るシーンは、観てる側をスカっとさせる演技となっています。

このドラマでは無かったですが号泣するシーンも素晴らしい演技をしています。惨めでやりきれないキャラクターを演じるのがとても上手いです。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

22年目の告白 感想 ミスリード ネタバレ

映画「22年目の告白

スリードが上手い映画 ミステリー

採点 70点

 

【映画info】

原作:殺人の告白(韓国映画)

公開:2017年

監督:入江悠

時間:116分

主演:曾根崎雅人(藤原竜也)

 

【あらすじ】

犯人を特定できない連続猟奇殺人事件が時効を迎えた後日、「私が殺人犯です」と自称犯人(藤原竜也)が現れ暴露本を出版。その後も大げさなパフォーマンスをする自称犯人は何故現れたのか?そもそも犯人なのか?という謎が被害者や刑事を巻き込み徐々に解き明かされていく。

【感想】

・邦画には珍しいカオスな殺人

・ミスリードを誘う素晴らしい脚本

・どんでん返しの演出が雑

 

映画の内容としては、ありそうでなかった脚本でのミステリー映画です。

セブンやドラゴンタトゥーの女のような猟奇的殺人事件は邦画では描かれない事が多いですが、ミュージアムなどこのような犯人に理解できない無情なストーリー展開の映画は好きです。胸糞映画とも言うんでしょうか

 

以下ネタバレを含んだ感想になります。

 

 

 

 

時効成立後に現れた自称犯人の曾根崎(藤原竜也)のパフォーマンスや、被害者たちの憎しみの演出で観客の誰もが犯人なんだろうと疑わず観ていたと思います。

何故今わざわざ犯人だと名乗り出るのか?という疑問には本を出版することでのお金目当てだろうなどスリードへの仕掛けが沢山ありました。

 

結論から言えば犯人は曾根崎(藤原竜也)ではありませんでした。

 

ただ、長い時間曾根崎(藤原竜也)が犯人だと思わせるミスリードは素晴らしい演出と脚本でした。

 

ただ。。。

 

曾根崎(藤原竜也)犯人だと名乗ったのは、犯人をおびき寄せる為の刑事の牧村(伊藤英明)が考えた、世間をも騙すトリックでした。

そのトリックを明かし、誰が犯人なんだ?と推理が完全に0に戻ってしまった時

 

唐突に、この事件に熱を燃やすキャスターの仙堂(仲村トオル)の家にシーンが切り替わります。

 

いや、いや。。。。。

 

一瞬で仙堂(仲村トオル)が犯人って分からすのは勿体無い!!!

少しでも仙堂(仲村トオル)のフラグがあればネタバラシの方法としてそのシーンの演出はありだと思います。

けど、曾根崎(藤原竜也)が気づいた「犯人の殺人時のルールは過去に自分がやられた事が原因かも」などそれまでの中でノーヒントでした。

 

2時間の映画で完璧にそれとなくヒントを出すのは難しいのは理解できます。

ただ、犯人を気づくが言動でのロジックでなくあの家に切り替わるシーンっていうのは、それまでほぼノーヒントだっただけに勿体無い感情が湧きました。

 

火曜サスペンスで崖にAさんを呼び出す。のと同義語です(笑)

 

ただ、観客が犯人を知るシーンがそ~~いうことだったのか!!

となっていればこの映画の評価はほぼ満点でした。

おすすめの映画です。

 

自分の推理力、鑑賞力の問題かもしれないので

是非皆さんも鑑賞してみてください。

 

以上、ノーランの映画感想でした

最後まで読んで下さりありがとうございました!!